センターのご紹介・ご挨拶

植物工場研究センターからのあいさつ

植物工場は、光や温度、湿度、二酸化炭素濃度、養分、水分、通風等の植物の生育環境の高度な環境制御の下で、植物の生育のモニタリングや診断を通じて、葉菜や果菜等の有用植物の生育を促進させ、計画的、安定的生産を可能とする栽培施設です。完全人工光型と太陽光併用型、太陽光型に大別されます。

植物工場の実用化と社会での普及は、地球規模での環境問題が人類の存亡にも関わる喫緊の課題となる中で、限られた資源の元での食料の安全で安心のある安定した供給が可能となります。また、我が国の経済成長戦略や地域創成の一環となる新産業の創出など、現代社会が抱かえます諸課題の解決に向けました新産業として大いに期待されています。

大阪府立大学の植物工場研究センター(PFC)は、平成23年3月に経済産業省の「先進的植物工場施設整備事業」によって、光環境や通風環境等の要素技術研究開発施設としてA棟(C20棟)、農林水産省の「モデルハウス型植物工場実証・展示・研修事業」によって、葉菜類の栽培技術実証と展示・研究施設としてB棟(C21棟)が建設されました。その後、A棟とB棟におけます研究成果を生かして、平成26年9月には経済産業省の「イノベーション拠点立地推進事業」によりまして日産5,000株(現状での最大日産6,000株)の量産型実証モデルとしてC棟(C22棟:新世代植物工場)が建設されました。このPFCは日本において完全人工光型植物工場研究に特化しました先進的で国際的な研究開発拠点の一つです。植物工場に関連します「研究開発」と「人材育成」、並びに、植物工場の「社会実装」を目指しています。

研究開発は、大阪府立大学の豊富な教育研究者がPFC内に研究室を設置し、PFCが運営します企業コンソーシアムの研究者や技術者と共に共同研究プロジェクトを進めています。

人材育成は、大学生を対象としました学士教育と社会人を対象としました各種の研修等を展開しています。学士教育は本学の工学域と生命環境科学域での「植物工場科学」が副専攻として展開され、社会人教育は各種の研修プログラムや共同研究発表会等を開催しています。

「社会実装」に向けては、各種の視察や研修事業等の受け入れによって植物工場の社会での普及啓発を図るとともに、産官学連携によりますビジネスモデルの構築とモデルの実証を行っています。

国際的に先導する研究開発拠点としまして、PFCが大いなる研究成果を得、大きく飛躍しますように、今後ともご支援、ご協力をお願い申し上げます。

2017年10月

植物工場研究センター長
増田  昇

研究センターの活動

1.要素技術の開発
空調、照明、自動化、センサー、育成環境制御、ゼロウエイスト、エネルギーといった植物工場に関する要素技術の総合開発に取り組み、規格化(標準化)されたシステムを開発していきます。

2.栽培の実証

レタス等の葉野菜類に関して重量当りの生産コスト縮減を可能とする栽培管理技術を実証していきます。

3.人材の育成

本学の教育・研究の蓄積を活用し大学のカリキュラムやオリジナルな研修プログラムを通じて、植物工場を運営していくための技術者および経営マネジメント人材を養成していきます。

4.普及と展示

植物工場研究センターをモデル施設として位置づけ一般公開し、普及拡大を図ります。

5.情報の収集と提供

植物工場に関する情報を収集し発信と情報交流をすすめます。

施設概要

大阪府立大学の植物工場研究センターは、A棟(C20棟)・B棟(C21棟)・C棟(C22棟)の3棟があります。A棟(C20棟)は、平成23年3月に経済産業省の「先進的植物工場施設整備事業」によって要素技術研究開発施設として、B棟(C21棟)も平成23年3月に農林水産省「モデルハウス型植物工場実証・展示・研修事業」によって栽培技術実証及び展示・研究施設とて建設されました。C棟(C22棟:グリーンクロックス新世代植物工場))は、平成26年9月に経済産業省「イノベーション拠点立地推進事業」によって日産5,000株の量産型実証モデルとして建設されました。
当センターは、これらの3棟の施設を活用して、企業コンソーシアム会員と共に、蛍光灯やLED を用いた「完全人工光型」植物工場に特化した研究施設としては国内最大規模を誇り、次世代植物工場研究開発の拠点をめざしています。

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植物工場研究センターの組織体制

植物工場研究センターの組織体制

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